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2026年9月1日

デジタルアセット保護基盤検討委員会(DCAPIC)が発足しました

デジタルアセット保護基盤検討委員会(DCAPIC)が発足 ― 政策提言書「技術的保護格差」を公開、公式サイトの構築を担当しました


 同人サークル「Lycoris Studio」は、2026年9月1日、当サークル内に設置された「デジタルアセット保護基盤検討委員会(略称:DCAPIC)」の公式サイトを公開いたしました。あわせて、非映像デジタルアセットの保護基盤に関する調査と五つの政策提言をまとめた提言書「技術的保護格差」第1.0版を公開しています。


当サークルは本委員会に外部協力として参画し、公式サイトの設計・構築・運用基盤の整備を担当いたしました。

 

白地に黒のDCAPICロゴと「デジタルアセット保護基盤検討委員会」の文字が表示されたシンプルなロゴ画像

委員会設立の背景

 イラスト、Live2Dモデル、3Dモデル、アバター、テクスチャ、モーションなどのデジタルアセットは、公開や販売のために、データそのものを利用者へ届ける必要があります。表示や操作に再利用可能な構造データが求められるためです。

 一方で、映像分野に見られるような、暗号化・標準API・信頼された実行環境・鍵管理・出力制御を一体として扱える共通の仕組みは、一般的なWeb環境では確認できていません。電子出版、積層造形、電子設計IPなど、用途ごとの保護基盤は存在するものの、複数の形式を横断して利用できる共通層に空白が残っています。

 本委員会は、この差を「技術的保護格差」として捉え、事実の確認、既存基盤の比較、実現可能な政策の提言を行うために設立されました。



提言書「技術的保護格差」について

 正式名称は「技術的保護格差―非映像デジタルアセットの保護基盤に関する調査と政策提言―」です。2026年8月28日までに確認した公開一次資料をもとに、現状の整理と五つの政策提言をまとめています。

  1. 不正取得・再利用と対策費用の実態調査(短期・低介入)

  2. 既存の保護基盤、技術的選択肢、限界の調査研究(短期・低介入)

  3. 権利・来歴メタデータの相互運用と識別子照合の整備支援(短中期・低〜中介入)

  4. 一般Web・複数形式横断の要件定義と実証支援(中期・中介入)

  5. 国際標準化と継続運用への参画支援(長期・中介入)

 各段階には「実態」「既存基盤」「実証」「社会的影響」の四つの判断点が設けられており、必要性または比例性が認められない場合は、高介入の施策へ進まない構成となっています。


本提言が求めていないこと

 本委員会は、提言の位置づけを明確にするため、求めていない事項もあわせて公開しています。

  • 非映像デジタルアセット全般へのDRM義務化

  • コピーの完全防止

  • 行政による特定製品・暗号方式の選定

  • 保護のない作品、オープン形式、既存ツールの排除

  • 新たな中央権利情報データベースの即時創設

  • 実証と公開評価を経ない高介入施策

 保護技術への参加は権利者の任意とし、参加しないことを理由に不利に扱わない設計を前提としています。


公開資料

 提言書本編に加えて、行政提出用要約と一般向け要約の2点を公開しています。いずれもPDF形式・日本語で、クリエイティブ・コモンズ表示4.0国際(CC BY 4.0)で提供しています。出典、資料名、版、URLを明示していただければ、引用・転載が可能です。

  • 政策提言書 第1.0版(制作日:2026年9月1日)

  • 行政提出用要約 第1.0版(同)

  • 一般向け要約 第1.0版(同)

 一般向け要約は、専門知識がない方にも内容が伝わるよう、技術的保護格差と政策提言の要点を整理したものです。


専門協力・意見提供の受付について

 本委員会では、提言内容の検証と改善のため、専門的なご意見、参考資料、検証へのご協力を受け付けています。

 対象となるのは、DRM・暗号化・セキュリティ、Web・GPU・2D/3D描画技術、著作権法・政策、国際規格・標準化活動、デジタルアセットの制作・流通・取引実務などに関する知見です。文献や事例、データのご提供、実証研究やヒアリングへのご協力も歓迎しています。

 送信によって委員または公式な協力者として登録されるものではありません。氏名、所属、ご提供内容を本人の同意なく公表することもありません。


署名活動について

 署名活動を実施するかどうかは、現時点では未定です。実施を決定した場合に限り、開始をメールでお知らせする登録のみを受け付けています。

 この登録は署名ではなく、提言への賛同を表明する手続でもありません。収集する情報はメールアドレスのみで、通知の送信後30日以内に削除します。登録完了メールに記載されたリンクから、いつでも解除できます。


委員会概要
  • 名称: デジタルアセット保護基盤検討委員会(略称:DCAPIC)

  • 英名: Digital Creative Asset Protection Infrastructure Committee

  • 設置: 同人サークル「Lycoris Studio」内

  • 委員長: 桜庭結夢

  • 外部協力: Lycoris Studio

  • 公開日: 2026年9月1日

  • URL: https://dcapic.jp/


当サークルの担当範囲

 当サークルは外部協力として、公式サイトの設計・構築および運用基盤の整備を担当いたしました。

  • サイト全体の設計・実装(フルスクラッチ/外部フレームワーク不使用)

  • 提言書PDFの配信基盤、お知らせ、フォームの各機能

  • 個人情報の暗号化保存、削除期限の自動管理

  • 管理画面(2段階認証・権限管理)

  • 定期処理(バックアップ、監視、自動削除)の整備

 委員会が扱う情報の性質を踏まえ、収集項目を必要最小限にとどめ、保管期間と削除方法を公開したうえで運用しています。


本件に関するお問い合わせ先

 本委員会に関するお問い合わせは、DCAPIC お問い合わせフォームよりお願い申し上げます。

 取材のご依頼は、媒体名、希望期限、質問事項をご記載のうえ、同フォームよりご連絡ください。

 当サークルへのお問い合わせは、こちらよりお願い申し上げます。

DCAPIC お問い合わせフォーム:https://dcapic.jp/contact/


運営元情報(団体概要)

◆サークル「Lycoris Studio」:https://www.lycoris-studio.design/

Lycoris Studioは、あらゆるクリエイティブコンテンツを網羅し、活動を支援できるプラットフォーム兼サービスを提供しております。クリエイターの皆様と緊密なパートナーシップを大切にし、皆様の成功を支えていきたいと心から思っております。また、クリエイターの皆様のビジョンや目標を深く理解し、期待を大きく超えるサービスを提供し続けられるよう尽力致します。今後も、皆様の需要に答えられるサービスを用意する事で、個人だけでなく、界隈も盛り上げ、最終的には業界全体を盛り上げる事を目標としております。

お問い合わせページ:https://www.lycoris-studio.design/contact


著作権利者表示

© 2026 デジタルアセット保護基盤検討委員会(DCAPIC), Lycoris Studio

提言書は クリエイティブ・コモンズ 表示 4.0 国際(CC BY 4.0)で提供しています。

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